土蜘蛛みやこは,本プロジェクト「土蜘蛛の都」を運営しているキャラクターです.
本記事では,土蜘蛛みやこのプロフィールについて紹介します.
※土蜘蛛みやこ(仮想のキャラクター)は,企画者である白汐黎(現実の人間)とは明確に別人です.
企画者である”白汐黎”は,土蜘蛛みやこを通じて,現実に「土蜘蛛の都」を築くことを目指しています.
〇略歴
みやこは島根県の出雲地方に,古事記上巻の時代(縄文時代)に生まれた国つ神(日本土着の神)です.
貧しいながらも幸せに暮らしていましたが,ある時に天つ神(天に暮らす神)が日本を寄越せと攻めてきます.
これにみやこたち国つ神は抵抗しましたが,抵抗むなしく虐殺されてしまいました.
このように,天つ神に逆らった国つ神たちは彼らにより「土蜘蛛」と呼ばれました.
みやこも土蜘蛛と呼ばれ,天つ神により親友を殺され,そのストレスで持病の皮膚病が悪化して亡くなりました.
亡くなったみやこは黄泉の国に連れられ,数千年の時を経て黄泉の国から脱出し,怨念として現世を彷徨うことになりました.
脱出したみやこは天つ神に復讐することを決意し,役行者の下,葛城(奈良)・伊豆・甲斐(山梨)で修業をしました.
修業の末,天つ神を倒しに向かいますが,返り討ちに遭ってしまいました.
みやこは酷く落胆し,千年の間,葛城にある蜘蛛塚に引き籠った末,山梨県の奈良田に行きました.
奈良田で嘗ての親友の末裔に邂逅し,「これからは復讐でなく己の幸せの為に生きてほしい」という親友からの遺言を受けました.
ここで,みやこは親友の遺志を継ぎ,”人々が自らの生立ちに囚われず,己の幸せの追求できる世界”:「土蜘蛛の都」を築くことを決意しました.
みやこは現在,山梨県で蜘蛛や淡水魚をはじめとした生物の研究に取り組んでおり,研究活動を通じて人々が愉しく生きられる方法を模索しています.
〇名前について
・名前のふりがなは,”つちぐものみやこ”と呼びます.
この読み方は古来の氏姓制度に習い,自らの生立ちを受入れ,大切にするという考えに基づきます.
実際に,現在のみやこは自らが土蜘蛛であることに誇りを持っています.
・みやこという名前は,「住めば都」に由来し,いかなる困難な状況でも,己の考え(価値観)次第で物事はプラスにもマイナスにもなる,という思いを込めています.
〇詳細なプロフィール
★全般
・名前:土蜘蛛みやこ
「つちぐものみやこ」と読む.これは自らが土蜘蛛であることに誇りを持って,血縁を重視する氏姓制度を意識している.自らが土蜘蛛であることを誇示し,その真の姿を知らしめるため,あえて苗字を土蜘蛛としている.但し,レストランなど日常生活では無駄に目立たないように「奈良田みやこ」と偽名を名乗る.
・キャッチフレーズ:自然淘汰への反逆者
・年齢:古事記上巻の時代(縄文時代)生まれ
・見た目の年齢:みやこが亡くなった時である18歳
・学年:鋏角大学山梨キャンパスの博士課程2年生(永遠)
・誕生日:3月8日
・性別:女性
★種族など
・土蜘蛛:みやこの種族は日本に土着の神様,国つ神である.本作品において,神様は基本的に殺されない限り死なない不老不死である.国つ神に対して,天に暮らす神様は天つ神である.みやこは天つ神に逆らったため,彼らに「土蜘蛛」と呼ばれている.
・怨念:みやこは黄泉の国から脱出した後,怨念となった.本作品において,怨念とは「黄泉の国から脱出した者」と定義され,「天つ神によって殺される以外の方法で死ぬことができない」という性質を有する.そのため,どんなに身体が痒くとも,どんなに精神的に辛くとも死ぬことができないというデメリットを抱えている.
・天つ蜘蛛:みやこが富士山での修行の末に感得したクモの権現のようなもの.感得することによって,生物としてのクモの能力を獲得した.
・天つ蜘蛛を感得したことにより得た能力:飛翔能力(バルーニング),糸を吐く,毒液を吐く,横網を張る,飢餓に強い等
★外見など
・身長:149cm
・体重:痩せぎす
・角:天つ神によってつけられた反逆者(=土蜘蛛)としての烙印である(さくらねこの耳カットのようなもの).角のある土蜘蛛同士が複数人で群れた場合,天つ神に通報が行くシステムになっているため,土蜘蛛は群れることができない.頭頂部から取り外すことができず,自らが土蜘蛛であることを隠す際には白衣のフードを被る(修験者(山伏)が鬼と考えられていたことを意識している).
・髪:元々は黒髪であったが,天つ蜘蛛(=権現のようなもの)を感得した際に金髪交じりの銀髪になった.この髪色はモチーフとなったクモに由来する(加えて,みやこの尊敬するついなちゃん・つくよみちゃんの髪色も意識している).人間の四肢の他,髪にツインテール状の触肢,8本の歩脚を有する.但し,源頼光によって歩脚を1本斬られている.怒ると,触肢と歩脚はクモのように伸びる.
・眼・お団子ヘアー・ネックレス:顔にある2つの眼と合わせて,8つの単眼を構成している(配置はコモリグモと同じ配置).お団子は単眼なので髪の毛とは繋がっておらず,赤色のリボンによって結ばれているのはツインテール状の触肢.ネックレスは4つの単眼を構成し,うち1つは源頼光によって潰されている.
・お団子ヘアー:お団子を付けているのは,蜘蛛の語源の一説に「こぶ」があるから.古墳時代のみずら髪も意識している.
・顔:皮膚病を有するが,現在ではメイクによって誤魔化している.
・胸:板のように硬い胸板を有する.
・腹:腹部はやわらかいらしい,空腹に非常に強い,ヘソに外雌器(エピジナム)がありこちらから交接が可能.
・陰茎:性別という概念はないが,クモなのでオスだろうがメスだろうが存在しない(鋼の意思).
・糸疣:下腹部の他,四肢からも糸を出すことができる(タランチュラを意識している).
・服装:黒と赤の服は縄文時代のハレ着をアレンジしたもの.白衣は天つ蜘蛛を感得した際に,権現から貰ったもの.肌に触れる部分は全てシルクのような肌触りになっており,皮膚病に優しい仕様となっている.白衣は外観がもこもこのダウンコート状となっており,側面と背面に黄色の線が入り,みやこが屈むと完全にモチーフとなったクモの見た目に見えるようになっている.
★性格など
・性格:「土蜘蛛の都」の首領には前任者が居り,みやこは後任者である.よって,みやこ自身は本来臆病で怖がりだが,首領として周囲に心配をかけないように表面的に堂々とした振舞いをする.なので,ピンチの時には素の臆病な性格が出てしまう.少し中二病.
・座右の銘は,「住めば都」「人生の本質は愉しむこと」
・弱点:方向音痴なこと・肌が弱いこと(たまに不調で活動困難になる)
・苦手なもの:ヤンデレ・人混み
・親友:ひとことぬしちゃん
★喋り方など
・一人称:わー
・方言:関西弁交じりの甲州弁(コテコテの甲州弁ではなく,標準語に甲州弁が少し混ざるイメージ).但し,単なる関西弁ではなくて奈良田弁(奈良田のアクセントは山梨県で唯一関西弁系であるらしい)
・愛称:ひとことぬしちゃん等からは「つちぐもちゃん」と呼ばれている.他には,みーちゃん・みゃーちゃん・みやちゃん・つちぐもちゃん・つちみやちゃん・つちみー・くもみー・くもみやちゃん等いろいろな呼ばれ方をする.
・趣味:温泉巡り(湯治の為),狩猟(魚採り),研究(蜘蛛,土蜘蛛,魚),神社巡り,メイク・美容
みやこは生まれつき病弱であったが,修業の末に強固な身体を手に入れた.そのため,若い頃に享受できなかったメイクと美容を現代になって愉しんでいる.