こんにちは, 土蜘蛛みやこです.
小さい子と話をすると「なんで勉強しないといけないの?」と言われることが多々あります.
同じことを聞かれた時に, マトモな回答ができる大人は殆ど居ないと思います.
仮にこのブログを見ている読者の方から同じ質問を頂きましたら私はこのように答えることでしょう.
我々弱者にとって, 勉強はマインドと同じくらい大切なものと思っています.
以下では, 私が勉強を必要と考える理由を説明していきます.
(1)勉強は愉しいからする
正直, これに尽きます.
新しいことを知り, 己の「知の体系」が積み上げられていく瞬間がこの上なく気持ち良いです.
学問の愉しさに気が付けるようになれば, つべこべ言わずに勉強するようになることでしょう.
但し, 学問の愉しさにまだ目覚めていない方にとっては理解し難いことと思います.
以下では, 「愉しい」以外の勉強する合理的な理由をお伝えしたいと思います.
(2)己の理想とする職場に就職するため
これが一番一般的な回答と思います.
特別私が語る必要はないでしょう.
(3)既存の企業でやりたいことができない時に, 「起業」という選択肢が現れるため
就活生はよく「自分が勉強してきたことを活かしたい」と言います.
しかし, 自分が勉強してきたことをピンポイントに活かせる職業は殆どないと思います.
寧ろ, 社長の意向に従って「やりたくないこと」をやらされることの方が多いと思います.
しかし, 1日8時間労働すると考えると, 人生の三分の一程度は仕事に費やすことと思います.
そのような人生の多くの時間を占める仕事が「やりたくないこと」で良いのでしょうか?
私が働かせて頂いていた職場は幸いなことにブランド力が比較的高く, 普通にしていれば結婚も容易にできたことでしょう.
しかし, 若くして結婚したために金欠に人生を束縛されて「やりたくないこと」に一生を捧げるという選択を私はしたくありませんでした.
(見方次第では, 職場が結婚を推奨することは労働者を労働の鎖から逃がさないためと考えられます)
それならば, 「やりたいこと」を仕事として全力で愉しみ, その過程で自分を魅力的と思ってくれる人と結婚をした方が全てを諦めない人生を送れることと思います.
では, 「やりたいこと」を生業とするためにはどうするべきでしょうか?
既存の企業に「やりたいこと」がなければ, 自ら作ってしまえば良いのです.
つまり, 起業です.
私が就活をしていた時も, 己の経営理念と完全合致した企業はなく, ブランド力だけで職場を選びました.
それはそうです. 私の経営理念は「弱者が見捨てられない楽園を築く」なので, そんな企業は未だ存在しません.
因みにですが, 私が就活していた時点で資格はAT免許と生物分類技能検定しかなく, 少し困った記憶があります.
しかし, 今考えると資格がないことを恥じる必要は全くありませんでした.
なぜなら, 既存の企業に役立つ勉強(=資格)はしてきませんでしたが, 起業に役立つ勉強は沢山してきたからです.
(4)「起業」して誰とも関わらずに働くという選択肢を残すため
『(4)社会不適合者”みやこ”の「対パワハラ上司マニュアル」その1』『(5)対社会不適合者”みやこ”の「対パワハラ上司マニュアル」その2』で述べた通り, 私はパワハラを受けてきました.
その過程で, 私のような社会不適合者はどこの職場に行ってもパワハラを受けて孤立するから転職は意味がないと悟っていました.
そのため, 「起業をして人と関わらず働ける仕事体系を構築しよう」と初めから考えていました.
完全に一人で働くことは難しいと思いますが, 職場で働いていた頃よりかは精神的負担が下がります.
私のような社会不適合者の方は, 学生時代に起業する準備を進めておくと良いかと思います.
起業に必要な武器は, 「勉強」「マインド」「自分にしかない付加価値」の3つなので, この3つを是非鍛えていただきたいと思います.
(5)逆に考える-最低限すら勉強しなかった時の将来が恐ろしい-
特定の職業を否定する行為はしたくないために詳細な説明は省きますが, 勉強を怠けることによって将来的に辛い仕事をすることになる可能性が高くなります.
勉強は苦労の前借であり, 最もコスパの良い苦労と考えた方が良いと思います.
(6)おわりに-勉強は復讐の道具ではない-
最後にお伝えしたいことは, 「勉強は復讐の道具ではない」ということです.
日本もまだまだ学歴社会であり, 「高学歴=偉い」という風潮が強いです.
しかし, それはあくまで「社会通念」に過ぎません.
人生の本質は己の幸せであり, 社会通念に流されて己の幸せを損なうようなことをしてはなりません.
勉強は本来愉しいものです.
どうか, 勉強を復讐や見栄の道具と捉えず, やりたいと思う学問を為していただきたいと思います.
また, 勉強を復讐や見栄の道具と思っている方は, 『(10)【子の立場から】勉強しない子を持つ親へ』を読んでいただきたいです.
どうぞよしなによしなに.