こんにちは, 土蜘蛛みやこです.
私が大学と修士を卒業して数年経ち, 改めて大学に進学する意味について思考を巡らせていました.
私が大学を卒業して得たこととはなにか, 是非聞いていただきたいです.
(1)大学を卒業して行き着く先は
大学を卒業して行き着く先は「全ての学問は繋がっている」という領域だと思います.
私はセンター試験に失敗し, 地元国立(いわゆる駅弁)に行くことになりました.
初めは悔しくて, 「大学院では, より高学歴な大学を目指す」と反逆思考を抱いていた記憶があります.
その目的を遂行すべく, 高校時代に生物選択であった私は物理学を勉強し始めました.
高校の教員にお願いし, 高校物理を教えて貰うことにしたのです.
この時は残念ながら物理学の愉しさに気が付くことができなませんできたが, そこで教員から言われた言葉を今でも覚えています.
当時の私にはこの意味を理解することができませんでした.
(2)学問と人生の本質に気が付く
この意味に初めて気が付いたのは大学3年の時です.
当時, 大学2年の時に参加した他大学の実習で「動物分類学」に興味を持っていました.
この時の私は, 高校時代に進学する学部を雑に決めてしまったことを後悔していました.
学部では「微生物学」を専攻しており, 正直言って退屈で, 早く他大学の院に進学して「動物分類学」を研究したいと思っていました.
そのため, 進学先を決めるために所属大学・他大学に拘らず様々な研究室を訪問しました.
その時にある教授から言われた言葉を今でも忘れません.
己を恥ずかしく思った私は, まずは今専攻している研究を一生懸命頑張ろうと決意しました.
その過程で, 私は「微生物学」と「動物分類学」という学問が生態系全体を理解する上で繋がっていることに初めて気が付きました.
当然のことのように聞こえるかもしれませんが, 当時の私にとっては衝撃だったのです.
ここで得た教訓は,
このような思考体系は, アドラー心理学で「エネルゲイア的思考」と呼ばれているそうです.
結局は「動物分類学」を研究したい熱誠は変わらず, 修士では研究室を転向して一番やりたい研究ができる場所を選びました.
しかし, ここで一番成長したと感じていることは, 学歴に縛られず自分の気持ちに素直になれたことと思います.
やがて私は起業を意識することになりますが, その過程で美容・栄養学・哲学・経済学・政治学・行政学など様々な学問を勉強することとなり, それら含めて全て繋がっていることに気が付きました.
そもそも学問というものは人間が定めた「概念」に過ぎず, 単一の起源を有するために全て繋がっていて当然なのです.
大学以降で学ぶ学問においては, 文系と理系で区切る理由は皆無なのです.
(3)おわりに
今でも修士課程で生き物の研究をしていたことを伝えると, 「理系なんだ, 凄いね」「学歴が高くて羨ましい」と言われることがあります.
正直に申し上げると, このようなことを言われた時に私は「この人は大学で学問を修めなかったんだな」と思ってしまう.
確かに大学の本質は勉強だけでなく, 様々な活動の中で人間関係を築くことも重要です.
私も(原因論的で申し訳ないが)アトピーが悪化してサークル活動に全く参加できなかったので, 学問を修めなかった人のことをとやかく言える立場ではありません.
しかし, 勉強とは「全ての学問が繋がっている」ことに気が付いた瞬間から愉しくなります.
勿論, 良い企業に入るため, 周りを見返すため, などの理由で勉強することは悪いことではありません.
しかし, 大学まで進学させて貰えた以上, 折角なので学問のことも好きになって愉しんでいただきたい.
好きで学問を為している人は強く, 周りを見返すために勉強している人は彼らにいずれ追い抜かれます.
成果は勿論求めるべきですが, 是非とも勉強する過程も愉しんでいただきたいです.
私も当ブログにおいて, 美容・哲学・経済・生物など分野横断的な切り口から, 我々弱者が人生を愉しめる「土蜘蛛の都」を築く方法を陳述していきたいと思っています.
当ブログを見ていただければ, 学問が全て繋がっていることに気が付けるようになるかもしれません.
一人でも多くの方が学問の愉しさに気が付き, 人生をより豊かにできることを願っています.
どうぞよしなによしなに.