(5)社会不適合者”みやこ”の「対パワハラ上司マニュアル」その2

おすすめ(これだけは読んでください)

こんにちは, 土蜘蛛の”みやこ”です. 前回の続きです.

(3)「瞑想」して決して落ち込まないようにする

(3-1)「瞑想」とは

前回, 私たちが夢を実現する上で立ちはだかるのは「人間関係」と申し上げました.

実は, これは正確ではなく, 本当の意味での最大の敵は「自分自身」です.

具体的には, 「自分自身」をマイナス方向に持って行こうとする自らの思考を指します.

これを以下では, 「自我」と呼びます.

「自我」に対して, 「こう在るべき」と切望し, 理性的に「自分自身」をプラス方向に律しようとする自らの思考は「自己」と呼びます.

鬱状態は, 「自我」が巨大化して「自己」を押し潰している状態と言えばわかりやすいでしょうか.

つまり, 理性的な「自己」は「落ち込んでいても仕方がない」と理解していても, それでも落ち込んでしまうのは「自我」の所為と言えます.

この「自我」についても前回お話した「目的論」が関わっており, 私たちは嫌なことに直面するとマイナス的な「自我」を意図的に肥大化させることにより逃げようとします. 即ち, 「目的論」が身に付いておらず, 「原因論」で物事を考える人は, 「嫌なことがあったことが原因で~を頑張ることができなかった」と己を正当化しようとします(このプロセスは世間において, 「甘え」と呼ばれます).

「目的論」的な思考を身に付けるためには, 「自己」から「自我」を切り離すトレーニングが必要です. このようなトレーニングを「瞑想」と呼びます.

「私にはポジティブな思考はできない…」とお思いの方もいらっしゃると思いますが, 私も初めは全くできませんでした.

しかし, 努力を重ねることで「できるようになりました」.

勉強やスポーツだけでなく「マインド」も努力次第なのです.

(3-2)「瞑想」のやり方とパワハラ上司への実践

「瞑想」のイメージはスパークストーンカービィです.

意味が解らないと思った方が殆どでしょう.

この画像のカービィが「自己」, 岩が「自我」に相当します.

このように, 脳より50 cm~1 m上空に意識を向け, そこに「自我」を飛ばす(切り離す)ことで肉体には「自己」しか存在しない状態にするのです.

即ち「瞑想」をしている状態では, 「自分自身」の中には理性的に己をプラス方向に律しようとする志向だけが居残るということです.

日常的に「瞑想」をトレーニングすることで, 思考体系が洗練されるかと思います.

また, 「瞑想」はパワハラ上司の説教中にも有効です.

「瞑想」の本質は「自己」「自我」を切り離すことなので, 目を開けていてもできます.

「理不尽に怒られて辛い」という感情は全て「自我」に起因するため, 説教中は「自我」さえ切り離してしまえば, 「なんかよくわからんけどコイツ怒ってるよ」位に受け流せるかと思います.

何度も申し上げますが, 人生の本質は己の幸せであり, この世界の根源的メカニズムは自然淘汰です.

なにを言われても落ち込まず, 前に進む力こそ我々弱者に必要なものです.

パワハラ上司の言うことを真に受けて自分の心を壊す位なら, 上司の方を壊してしまう位の化け物メンタルを培うべきです.

結果としてパワハラ上司は私を見るといつも「胃が痛い」と言ってくるので作戦成功と思っています.

(4)期限のある夢を持ち, それに向かって行動する

(1)~(3)は短期的な方法として有効ですが, 社会人期間の約40年を耐えるには努力によって得られた後天的なマインドだけではいずれ限界が来ます.

勿論仕事が愉しければ続けて頂きたいですが, 他人と働くことが嫌で仕方がない方は起業することをお勧めします.

起業という言葉を聞くと, 膨大なお金がかかるので自分には無理というイメージを抱かれる方が多数と思います.

しかし, 起業はそこまでお金をかけずに「一人で」できます. それが個人事業主です.

社会人として働いている時の私は自分の性格上, 民間企業だろうが行政機関だろうがどこで働いたところで結局パワハラを受けて孤立する羽目になると理解していたので, 初めから転職など全く考えず, 「一人で働ける」個人事業主になることだけを考えていました.

個人事業主を夢の一つとして据えることで, 「あと数年だけ耐えれば良い」という精神的な余裕が生まれます.

また, 夢に向かって努力をしている時間は愉しく, 職場での嫌なことを色々と考えなくなり, 思考が前向きになります.

さて, 私には個人事業主になって実現したい夢があります.

『(1)黒谷ヤマメと言う存在』にも綴りましたが, 私の夢は「弱者が見捨てられない楽園」即ち「土蜘蛛の都」を築くことです.

私のしていた仕事は残業もそれなりにありましたが, 夢の実現のために帰宅後は深夜3時くらいまで努力するようにしていました.

なぜそこまで努力をしていたかと言うと, 夢には賞味期限があるからです.

社会人として働き始めて数年経つと「社会人として落ち着く」と言います.

「社会人として落ち着く」とは仕事ができるようになることを指すのではなく, 年齢・金銭・結婚などの関係から仕事を続けざるを得なくなることを指します(言い換えると, 社畜として飼い慣らされるということです).

私の職場では, 新人は窓口に近い席ですが, 一定の勤続年数になると所属長の隣に座らされます.

私の職場の先輩は仕事ができませんでしたが, 勤続年数だけは長いため, 隣に座っている所属長に毎日怒られていて辛そうでした.

先輩は年齢も高いため, 辞めるに辞められないのが辛いところです.

そして, 私のような社会不適合者もこのままここに居続けたらあの先輩のようになるのだろうな, と明日は我が身の気分です.

そのため, 夢には「期限」を設けましょう.

また, どんなに仕事が嫌だとしても目的のないFIREやセミリタイアは控えるべきです.

ニートに才能が必要なように, 多くの方は退屈過ぎる余りまた働くことになるでしょう.

(5)おわりに

私はパワハラ上司のことが大嫌いです.

しかし, 今ではそんな上司に感謝しています.

彼の事が大嫌いだからこそ, いち早く独立するためにどんなに辛い時でも努力を続けられたこと,

彼に毎日理不尽に叱られ続けたからこそ, 大抵のことは気にしない化け物メンタルが身に付いたこと,

今考えると, 彼の存在がなければ私の独立は遠ざかっていたことでしょう.

本当に感謝しています.

二度と会いたくないです.

さよなら.

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