こんにちは、世界初の弱者学者みやこです.
今回のテーマは「弱者と復讐」です.
土蜘蛛(弱者)として生まれた我々は「復讐」したい, 見返してやりたい, と必ず一度は考えたことがあるでしょう.
「復讐心」は「悔しさ」に由来し, 時には夢に向かうモチベーション源として活躍します.
しかし, 「復讐」が自己目的化してしまった場合, 自身が「復讐心」の操り人形となることでしょう.
これは, あなたが憎んでいる「復讐相手」の操り人形になることと同義です.
私は, 己自身は人生の主人公であるべきであり, 他の何者にも操られてはならないと考えています.
何者にも操られず, 己が本当にやりたいと思うことを愉しんでこそ人生の本質を適うと思います.
当記事では, 我々土蜘蛛(弱者)がいかに「復讐」と付き合っていくべきかについて私の考えを述べたいと思います.
(1)復讐が自己目的化した者の末路
私は中学時代, 虐めを受けていました.
靴下で顔面を踏まれ, 高所からの飛降りを命じられ…,
毎日が苦痛であり, 学校を辞めたくて仕方がありませんでした.
しかし, そんな私にも唯一得意なことがありました.
それは「勉強」です.
定期試験で目標を達成して3DSを買って貰えた私はますます調子に乗っていました.
ある時, 私は思いました.
「中学の同級生が決して行けないハイレベルな高校に行けば虐めはなくなるのでは?」
勉強は喧嘩でも言い合いでも勝てない私が虐めを克服する唯一の方法でした.
高校受験期に入り, 私の勉強熱はより一層拍車をかけました.
しかし, 高校受験期には出会ってはいけないものにも出会ってしまいました.
それは, 2ちゃんねるの「学歴板」です.
学歴板とは,
と言い表すことができます.
学歴板は受験期で精神が壊れかけていた私の心を蝕みました.
学力でしか物事を測ることができなくなった私は, 勉強で他人に復讐することしか考えられなくなりました.
復讐自体が勉強をする目的と化してしまったのです.
やがて私は他の誰も信用することができなくなってしまいました.
虐めに遭っていたにも関わらず私を助けようとしてくれた友達すら.
志望校には無事合格し, 結果として中学の同級生の居ない高校に進学できました.
しかし, 高校でも人間不信で友達ができず, 私は完全に「孤独」になりました.
現在では周囲の方々の御蔭で人間不信を解消できましたが, 嘗ての歪んだ思考回路は今でも心に残存しています.
嘗て学歴厨と化して人間不信に陥り, 大切な高校時代を棒に振ってしまった愚かな私です.
しかし, 私は私にしかできないことがあると信じています.
それは, 「伝える」ことです.
私は「復讐心は最強のエネルギー源となるが, 使い方を誤ると人生を破壊する」ことを伝えたいです.
(2)復讐は手段に過ぎない
前述の通り, 「復讐」は自己目的化してしまうと人生を破壊します.
しかし, 「復讐心」には膨大なエネルギーが含まれており, これを努力のモチベーション源に活用しないことは非常に勿体ないです.
また, 我々土蜘蛛(弱者)にとって, 「復讐」せずに強者に虐げられたまま終わっては腹の虫が治まりません.
そこで, 私は復讐心を「目的」でなく夢を叶えるための「手段」として活用することを推奨します.
復讐心を「手段」として活用する上で重要なことは「一時的」「随意的」であることです.
「一時的」とは, 「ここだ!」という時に限定して復讐心を活用することを指します.
「随意的」とは, 自身が復讐心に操られるのではなく, 逆に復讐心を操ることを指します.
常時復讐心を煮えたぎらせていてはイライラして心が疲弊してしまいます.
また, 常時復讐心に浸っている状態は復讐相手に操られていることと同義です.
そのため, 復讐心はモチベーションを上げたい時にだけ意識的に燃え上がらせるようにしましょう.
ゲームに例えると「ダイマックス」や「無敵キャンディー」のイメージです.
活用方法としては, 夢を叶えるための勉強のやる気がない日に己を奮起させるため復讐心を燃え上がらせる, といった使い方が望ましいと思います.
これは, 復讐相手を己の夢を叶えるために利用してやる, という考え方ですね.
私の好きな漫画の一つに「アイシールド21」があります.
これはアメフト漫画であり, その中でキャプテンの蛭魔妖一がこのように言っていました.
復讐心はクールに燃やしましょう.
逆にそれ以外の時は復讐のことは考えず, 愉しいことを考えた方が良さそうです.
(3)おわりに
常時復讐心に満たされている状態では復讐相手の思う壺です.
辛い現実に直面している状態では中々難しいと思いますが, どうか復讐相手のことなど忘れて「己の幸せ」のことだけを考えて頂きたいです.
嫌なことを忘れる上で最も有効な手段は, 「夢を持つ」ことだと思います.
夢に向かう過程を愉しみ, 夢のことで頭がいっぱいになれば嫌なことなど消し飛びます.
そして, 実際に夢を叶えることができれば最高の復讐になります.
次回は嫌なことを忘れる方法について記事にしたいと考えております.
最後に私の復讐に於ける持論を紹介します.
どうぞよしなによしなに.